2016年大工仕事開始!
- 2016.03.29 Tuesday
- 20:16
3月も下旬になると、長い冬眠に飽きた体が活動を求めてうずうずし始める。今年は特に近所のモクレンの開花がぼくを大工仕事に駆り立ててくれた。背景の湯川山(471m)と青空に白い花がよく映える。こんな自然に促されて日曜大工をしようと思いたつ限りは、ぼくの生命力もまだ健在と言えるかもしれない。とは言えこのところ体力の衰えが著しいので、ゆっくり時間をかけて仕事に取り掛かるよう心がけている。
今年も去年同様、ウォーミングアップを兼ねて簡単な塗装から始めることにした。湯川山に面した道端に妻の陶芸小屋の看板を立てているのだが、その文字が薄れて見えにくくなっている。
看板は木製なので一部朽ちて穴があいてしまった。今回の塗り替えが最後で次回は看板ごと取り換える必要がありそうだ。それでも文字をベージュのペンキで書きなおし、葡萄の葉を模した鉄部に緑のペイントをスプレーしただけでかなり元気を取り戻した。
湯川山に面したわが家の裏庭は狭いながらも和風にしつらえているのだが、10数年前にブロック塀を隠すために張り巡らした焼き杉の板塀が風雨にさらされて痛みが激しくなり、3、4年前から気になりながら手をつけそびれていた。
20年前に友人の素人大工さんに頼んで同じように板塀を張ってもらったのだが、それは防水処理が甘く5年もしないうちに朽ちてしまった。塗装が本業のその友人は、器用だったので大工仕事もずいぶんお願いしたし、今の家を大改修するときはなりの部分をぼくも一緒に作業したのだが、防水・防腐対策に関してはことごとく失敗で、小屋の屋根、ベランダ、板塀などは10年もたたないうちに全部ぼくひとりでやり替えた。
ぼくが張り替えた焼き杉の板塀は上部に防水対策の笠木をつけたので2倍以上長持ちしたが、それでも植物が繁茂し水気の多い個所は板が朽ちてこのように部分的に剥がすしかなかった。
古いのを剥がした後に、ナフコから買ってきた焼き杉の壁板を張ったところ。新旧の対比がこんなにもはっきりと違う。
張り替え作業が終わったらあとは塗装。古い壁にはダークオークの油性塗料を二度塗りした。新しく張り替えた部分には一度塗りで、防腐塗料は全長22mの塀に全部で2,6リッター必要だった。
いつもながら作業が終わって出来具合を眺め、写真に撮るのは気分がいい。写真右下は和室外の濡れ縁だが、ここも塗り替えが必要な時期だ。他に急ぎの個所があるのでそれはもう少し先になりそうだ。
以前イノシシ除けフェンスを張り巡らしたときに、1か所だけ工事が未完の部分があった。陶芸小屋と木柵の間80cmのすき間だ。既製品のラティスを仮置きしていたのだが、今回やっと木戸を取り付けることにした。屋根を張り替えるときに余った野地板を適当な大きさに切って張り合わせ写真のような木戸を作った。
木戸を作るのは簡単だったが、それの取り付けにはちょっと苦労した。蝶番は小屋の外壁の張り出した部分に付けたのだが、問題は戸当たりの方だ。最初は左側の立木と木戸の間に柱を打ち込んで、それと木戸をプレートラッチで止めるようにするつもりだった。しかし作業が難航し、けっきょくふと思いついたやり方に変えた。地面にベランダ用材を敷き、それにドリルで穴をあけて木戸に取り付けた棒ラッチで止めることにしたらうまくいった。
木戸を開けた状態がこの写真だ。背後に見えるのはこれまた湯川山だ。写真左手前の柵の杭が1年でもう腐っていたので、今回は廃材を利用して自分で作って取り替えた。左奥の低いフェンスも塗り替え、同じく自家製の杭で固定した。この10日間は幸い天候に恵まれたので、ゆっくり働いたにもかかわらず仕事がはかどった。暑くなる前にまだまだやることがたくさんある。
今年も去年同様、ウォーミングアップを兼ねて簡単な塗装から始めることにした。湯川山に面した道端に妻の陶芸小屋の看板を立てているのだが、その文字が薄れて見えにくくなっている。
看板は木製なので一部朽ちて穴があいてしまった。今回の塗り替えが最後で次回は看板ごと取り換える必要がありそうだ。それでも文字をベージュのペンキで書きなおし、葡萄の葉を模した鉄部に緑のペイントをスプレーしただけでかなり元気を取り戻した。
湯川山に面したわが家の裏庭は狭いながらも和風にしつらえているのだが、10数年前にブロック塀を隠すために張り巡らした焼き杉の板塀が風雨にさらされて痛みが激しくなり、3、4年前から気になりながら手をつけそびれていた。
20年前に友人の素人大工さんに頼んで同じように板塀を張ってもらったのだが、それは防水処理が甘く5年もしないうちに朽ちてしまった。塗装が本業のその友人は、器用だったので大工仕事もずいぶんお願いしたし、今の家を大改修するときはなりの部分をぼくも一緒に作業したのだが、防水・防腐対策に関してはことごとく失敗で、小屋の屋根、ベランダ、板塀などは10年もたたないうちに全部ぼくひとりでやり替えた。
ぼくが張り替えた焼き杉の板塀は上部に防水対策の笠木をつけたので2倍以上長持ちしたが、それでも植物が繁茂し水気の多い個所は板が朽ちてこのように部分的に剥がすしかなかった。
古いのを剥がした後に、ナフコから買ってきた焼き杉の壁板を張ったところ。新旧の対比がこんなにもはっきりと違う。
張り替え作業が終わったらあとは塗装。古い壁にはダークオークの油性塗料を二度塗りした。新しく張り替えた部分には一度塗りで、防腐塗料は全長22mの塀に全部で2,6リッター必要だった。
いつもながら作業が終わって出来具合を眺め、写真に撮るのは気分がいい。写真右下は和室外の濡れ縁だが、ここも塗り替えが必要な時期だ。他に急ぎの個所があるのでそれはもう少し先になりそうだ。
以前イノシシ除けフェンスを張り巡らしたときに、1か所だけ工事が未完の部分があった。陶芸小屋と木柵の間80cmのすき間だ。既製品のラティスを仮置きしていたのだが、今回やっと木戸を取り付けることにした。屋根を張り替えるときに余った野地板を適当な大きさに切って張り合わせ写真のような木戸を作った。
木戸を作るのは簡単だったが、それの取り付けにはちょっと苦労した。蝶番は小屋の外壁の張り出した部分に付けたのだが、問題は戸当たりの方だ。最初は左側の立木と木戸の間に柱を打ち込んで、それと木戸をプレートラッチで止めるようにするつもりだった。しかし作業が難航し、けっきょくふと思いついたやり方に変えた。地面にベランダ用材を敷き、それにドリルで穴をあけて木戸に取り付けた棒ラッチで止めることにしたらうまくいった。
木戸を開けた状態がこの写真だ。背後に見えるのはこれまた湯川山だ。写真左手前の柵の杭が1年でもう腐っていたので、今回は廃材を利用して自分で作って取り替えた。左奥の低いフェンスも塗り替え、同じく自家製の杭で固定した。この10日間は幸い天候に恵まれたので、ゆっくり働いたにもかかわらず仕事がはかどった。暑くなる前にまだまだやることがたくさんある。